皆さん、おはようございます。
【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。
企業の業績アッブ戦略についてお話しするとき、私がいつも使う図があります。
四つの戦略があることを示すマトリックス図です。
①既存の顧客・既存の市場を対象に、現在の商品や現在のサービスで売上を伸ばす方法
②既存の顧客・既存の市場を対象に、新商品や新サービスで売上を伸ばす方法
③新しい顧客・新しい市場を対象に、現在の商品や現在のサービスで売上を伸ばす方法
④新しい顧客・新しい市場を対象に、新商品や新サービスで売上を伸ばす方法
①は市場深耕策、②は新商品開発策、③が新市場開拓策です。
いずれも前向きな攻めの戦略です。
④は新商品を開発して、同時に新市場を開拓しようというのですから、もっとも攻撃的な戦略(新規事業)と言えるでしょう。
しかし、どんな企業にとっても、基本となる戦略は①です。
既存市場で既存の商品を売っても、たいした売上アップは望めないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません!
営業方法をきめ細かく見直し、取りこぼしをなくすこと。
これが、一番堅実で、一番効率よく底上げできる方法なのです。
新商品開発や新市場開拓など、新たな挑戦を考えている場合でも、まずは①の部分を底上げし、十分な余力ができてから打って出るほうが安全です。
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