社長夫人の戦力化の必要性
社長はもがくような思いで仕事をしている
「売り上げ減少が止まらないが、どうしてよいのかわからない。」「ずっと会社を続けていけるか不安でいっぱいだ」こんな中小企業の社長の切実な声をよく耳にします。
ある会場で建設会社の社長ご夫妻から個別相談を受けたときのことです。累積赤字2億円超。借入金6億円。追い込まれた社長は、どうしたものかと意気消沈気味。とにかく頑張って仕事はしているが、灯りが見えないとのことでした。
社長の皆さんは、とても頑張っておられます。頭が下がる思いです。
中小企業にはナンバー2が育っていない
もがきながら仕事をしている社長にナンバー2の存在があると精神的にも楽ではありませんか?ここでいうナンバー2とは、専務や副社長などの役職ではありません。本当の意味で任せられるナンバー2です。育てようと思ったのに育たなかったのか、理由はともかくナンバー2がいないのです。
側にいる社長夫人こそが、ナンバー2の第一候補
社長夫人こそ、ナンバー2になりえる条件を最も備えている方なんです。多くの社長夫人は、何らかの形で会社に関わっています。会社でも社長のすぐ近くで多少なりとも手伝っています。もちろん、今のままではナンバー2には程遠いでしょう。ナンバー2になるには、「意識改革」も「実務能力の向上」も必要です。まさに「社長夫人の革新」です。
社長と社長夫人の役割を明確にすると会社が変わる
■社長が「外部のブランドづくり」、社長夫人が「内部のブランドづくり」
■社長が「攻めの経営」、社長夫人が「守りの経営」
社長夫人の意識が変わり、実務能力が身につくと、このように役割分担することで会社が変わります。社長夫人が力をつければ、社長の負担は軽くなり、息の合った協力体制ができあがります。会社の体質が強固なものとなります。そばにいる社長夫人を戦力化して、ナンバー2になってもらいましょう!