皆さん、おはようございます。
【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。
ひとりの社員がいろいろな仕事をしていることは、
全体としてみると、ムダを生む恐れもあります。
同じような仕事を複数の人がする
→バラバラに仕事をしていて効率が悪い
→過剰な社員を抱える
→必要以上に経費がかかる
→ムダ
経営の視点から大局的に見て、社員の適正配置、職務の分担や業務内容の明確化を図ることが必要です。
ここで、ムダやムリ(過剰な負担)、ムラ(非効率なバラツキ)などがないように配慮します。
パート社員も例外ではありません。
3店舗を持つ食品販売会社は、来店客が多い夕方に何人ものパート社員を雇っていました。
それぞれの社員の勤務時間帯は決まっていますが、ときに勤務が終わる時間より前に暇になる日があります。
そのような場合は、「今日はもうあがってください」とは、なかなかいいづらいものです。
パートは時間給なので、「4時間勤務の約束で雇っている人には、4時間いてもらわないと悪い」という気持ちが働くのです。
こちらのミスで時間帯にダブリが出ることもあります。
パート時間のムダは経費のムダです。
30分早くあがってもらえば、あるいは30分のダブリをなくせば、それだけ経費が少なくてすみます。
シビアに考えて、早いあがりやパートの組替えを行なうことによって、
パートの人件費を5%削減しました。
気がついたムダは軽視せず、すぐに対策をとること。
これが利益の取りこぼしをなくすポイントです。