皆さん、おはようございます。

【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。

 

報連相を習慣づけるには、社員を教育するだけではなく、報連相しやすい体制をつくることも心がけるとよいでしょう。

報連相を受ける側の問題です。

社員が「○○について、報告してよろしいでしょうか」と言ってきたときに、

「いま忙しいから、手短に頼む」

「忙しいのは見ればわかるだろう。後にしなさい」

などと言っては、社員の「報告しよう」という意欲に水をかけるようなものです。

こういうことが度々あれば、社員が報連相に消極的になるのは明らかです。

次のような点に注意すると、報連相しやすい受け方になります。

・仕事の手を休めて相手のほうに向く

仕事をしながらでは、社員の報連相をいい加減にしか考えていない印象を与えます。

・きちんと耳を傾ける

集中して熱心に聴きましょう。

社員の話が一通り終わるまで、途中でさえぎったりしないほうがよいでしょう。

・重要な点はメモしたり確認したりする

人の話を聞く基本です。

社員の話を重要なものとして受け止めているということを言外に伝えることにもなります。

・冷静に聞く

特に「悪い」内容の報連相を受けるときに要注意。

頭ごなしに怒鳴ったりするのは厳禁です。

「悪い」報連相があがってこなくなるのは経営上、大問題です。

・言葉で反応を返す

「ご苦労さま」「お疲れさま」などとねぎらう。

「よくわかった」「上々だ」などとほめる。

必要なアドバイスをする。

このように受けた報連相にきちんと応えましょう。