皆さん、おはようございます。

【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。

 

「報連相は自分を売り込むチャンス」という言い方もよくします。

特別な用事がなくて上司や社長に話しかけるのは難しい。

時間をとらせ仕事の邪魔をするのは申し訳ない。

社員の方には、こんな気持ちもあるようです。

うるさがられるかも知れないという不安もあるでしょう。

報連相は仕事の一環です。

しかも重要な「義務」とさえ言われる仕事です。

仕事なら遠慮することはありません。

どんどん報告したり、連絡したり、相談したりすればよいのです。

報連相という形で接することで、社長や上司に自分の考えを伝えることができます。

自分を理解してもらうことにもなります。

報連相を自己PRの手段としてとらえればいいのです。

PRなら、積極的なほど、頻繁に行なうほど効果が期待できます。

報連相を介して、上司や社長の考えを聞き、心の奥を伺い知ることもできます。

相手の懐に飛び込んでいくつもりで報連相を行うのです。

会議も同じように利用できますが、上司や社長と一対一で話ができるのが報連相の利点です。

この利点を存分に利用しないのは、むしろもったいないことです。

報連相はマナーであり、自己PRの手段です。

社長夫人は、機会があるたびに、このことを社員にしっかり教えてください。

報連相を怠っていると気づいたら、

「○○のことを社長に報告しましたか?」

「部長に報告しましたか?」

このように声をかけましょう。

社員は、社長より社長夫人のほうが言葉をかけやすいので、報連相も社長夫人にする傾向が見られます。

社長に報連相をすべきことがらを社長夫人にしてきたときには、

「それは私ではなくて、社長に報告してください」ときちんと伝えます。

社長夫人が聞いて、それを社長に伝えるということでは「社長に報連相をする」という習慣が定着しないからです。