皆さん、おはようございます。
矢野千寿です。
社長夫人は、社長の話をまず受け入れる姿勢が必要です。
以前、社長の思いを受け止めることの大切さをお話ししました。
普段のコミュニケーションでも同じことです。
社長夫人は、社長の話をまず受け入れる姿勢が必要です。
社長に、「○○してくれ」と、なにか無理なことを指示されたとします。
「そんなこと、できっこない」といきなり反発するのは辞めましょう。
最初から「ノー!」を言うのではなく、いったん受け入れてください。
社長に怒られても、すぐに反抗して、社長に対して腹を立てるというのもよくありません。
怒りは怒りとして受け入れます。
「社長は怒っているんだな」と、事実をそのまま受け入れるのです。
社長夫人が考えたアイデアをろくに聞かずに、すぐさま否定されたときでも、同じです。
ひと言で言えば、社長の言動に対して感情的にならないこと。
これを徹底してください。
反発心や怒りなどがあっても、それをそのまま、すぐに顔に出したり、まして口に出したりしないことです。
社長に対して否定的な感情が湧いても、すぐに反応せずに、いったん「間」をとりましょう。
感情が鎮まる時間をとるのです。
そして、時間をかけて、「なぜ、社長は怒ったのか」「なぜ、社長は、あんなことを言ったのか」、じっくり考えてください。
一時的に湧き起こった感情がおさまれば、社長の思いがわかってくると思います。
社長の怒りの奥には、社長の思いがあります。
そうした思いが貯まりに貯まって、あふれたのが怒りとなって出てくる。
ダムの決壊です。
あふれた部分はよく見えるけれど、ダムに一杯に水(思い)が貯まっていることには気づきにくいし、見えにくい。
そこに気がついてあげましょう。
そこを見てあげましょう。
いろいろな思いが少しずつ貯まってあふれるほどになるまでの過程を想像し理解しましょう。
互いが角を突き合わせることからはコミュニケーションは生まれません。
出した角をおさめ、平常心で向かい合うことがコミュニケーションの原点です。