こんにちは、矢野千寿です。
社長夫人は「社長の妻」という意識を捨ててビジネスに徹し、組織人としてふるまうことが大切です!
社長夫人が経営陣のひとりとして内部のブランドづくりに取り組む場合、
社長夫人が心得なくてはいけないのは、「私は社長の妻である」という意識を捨てることです。
「社長の妻」という意識があると、甘えが出ます。
一般の社員なら許されないことでも許されるのが社長夫人という立場です。
そのことに気づかないか、気づいてもそれを「よし」とすれば、仕事に向かう姿勢がどうしても甘くなります。
社長に対する態度も、いわゆる「女房面」の要素が濃くなります。
会社にいるのについ「あなた」「ちょっと」などと呼びかける、
家庭と同じようにぞんざいな口調でものを言う、
子どものことなどプライベートなことを会社で相談する、
夫婦としての感情(夫への不満など)を露骨に出すなどなど、
「公」の場にいるのに「私」を出してしまう。
社長もやりにくいし、社長夫人に対する社員の評価も低くなります。
そのような社長夫人のふるまいを許している社長に批判の矛先が向く心配もあります。
「社長の妻」という意識を捨てるということは、組織人になるということです。
会社という組織の一員として、しかも社員の上に立つ経営陣の一員としての自覚を持つこと、そして、そのようにふるまうことです。
一歩会社に入ったら、「社長の妻」から肩書きのある会社人間に変身するのです。