こんにちは、矢野千寿です。

決断の時に社長夫人が、社長の背中を押してあげる場面が多々あります!

「大廃業時代」と叫ばれる昨今。

弊社でも、事業承継・M&A・廃業などのご相談に応じることがあります。

その現場では、社長夫人が社長の背中を押す場面をよく見ます。

事業承継の場面では、先代と後継者が方向性の違いで言い争いをしている場面でも、

先代と後継者との中に入り、仲裁する社長夫人。

M&Aの場合には、長年育ててきた会社や社員、取引先への思いのために

なかなか決断できない社長に

「これまで頑張ってきたじゃないですか!

後継者もいない今、年齢的に無理と思います。

こんな会社でも興味を持ってくれている会社があるのであれば、引き取ってもらいましょう!」

こんな言葉でM&Aに対して、背中を押す社長夫人。

破産の現場では、

「資金繰りに苦しめられてきた姿を毎日見ていて、私もつらい。

年金で生活すればいいから・・・もう終わりましょう!」

これまではワンマン経営を自負し、他人からの進言にも耳を貸さなかった社長に

こんな言葉で、最後の決断を促す社長夫人。

社長が急死。そして、葬儀の時に

「社長の遺志を継いで、私が後継しますので、今後ともご支援賜りますように

お願いします。」と宣言した社長夫人。

これらを目の当たりにするたびに、

「最後は、女性の方が腹が座っているな!」と感じます。

男性は、いざというときには、とても弱いものです。

弊社主催の社長夫人革新講座では、

もちろん、これらに対応できるように

精神的なことや実務的なことをお伝えしています。

しかし、女性には本能的に土壇場に強い部分があると感じます。

そんな特性を持っている社長夫人が経営能力を身につけ、ナンバー2として、

戦力になれば、会社の発展に寄与することは間違いなしです。

社長夫人の皆さん!

いざというときに社長の背中を押せる判断力を養ってください!