皆さん、おはようございます。
【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。
社員に寄り添って応援するのが社長夫人の役割!
一般的に、社長は目線が高いので、「自分にできて当然のことは社員もできて当然」と考えます。
「なぜ、こんなこともできないのか!」という気持ちで社員に接します。
一方、社長夫人は目線が低いのが普通です。
社長にとってできて当たり前のことでも、社員ができないこともあります。
「できないなら教えて、できるようにしよう。」
そう考えるのが社長夫人です。
「結果重視」であることも社長の特徴です。
テストなら点数だけを見る。業績は最終的な数字だけを見る。
どんなに努力しても100点をとらなければ、結果が出なければ評価しません。
社長夫人は、結果より努力やプロセスに目を向けます。
たとえ30点であっても、「よく頑張ったね」「あれだけやったのに惜しかったね」と見る。
そして、「次は40点を目指そう。その次は60点をとろう」と励まします。
一度にできなければ、少しずつステップアップすればいい。
それに寄り添って応援するのが社長夫人の役割だと思います。
この違い、社長を父親、社長夫人を母親になぞらえれば納得が行くと思います。
男性と女性の違いと言ってもいいかもしれません。
社長と社長夫人のどちらがよくて、どちらは悪いという話ではありません。
役割が違うだけです。
社長は社長の目線で、社長夫人は社長夫人の目線で社員を評価する。
両者が違うからいいのです。
社長夫人は、社長と同じ目線になってはいけません。
社長が二人もいては、社員は逃げ場を失います。
追いつめるだけでは、人間は成長しません。
社長夫人の母親的な役割は、人財育成には役立ちます。