売上や利益、各種の経費、預金などの資産など、会社の経営に関わることはすべて数字で表されます。
数字は、会社経営のすべてを反映します。
数字を見れば、その会社がどのように経営されているのか明確にわかります。
ごまかしのようのないものです。
入り口が数字で、出口も数字です。
数字によって示される努力目標や問題の解決が入り口で、
努力や改善の成果、つまり出口も数字で出てきます。
その間にあるのが、経営活動、企業活動です。
経営内容がよくなれば必ず数字に表われます。
いくら努力しても数字に反映されなければ、今のやり方に何か問題があるということです。
会社に関わるすべてのことを数値化して考えましょう。
商品開発力、商品力、販売力なども数値化し、人材育成についても数字を指標として考えるのです。
会社経営には絶対に必要なことです。
会社が変われば、数字も変わります。
数字には、ドラマがあるのです。
社長の経営理念という抽象的なものさえ、数字を見ればわかります。
以前に、創業以来10年間、創業の出資者に毎年1割の配当を払い続けてきた社長のことを紹介しました。
それだけの配当を払うには、どのくらいの利益が必要か?
その利益を出すには、どれほどの売上をあげなくてはいけないのか?
どれだけムダな経費を削ってきたのか?
それを10年間続けることがいかに大変だったか?
毎年の決算書をみれば、社長の努力の跡がはっきりわかります。
また、決算書の数字から、どのような理念をもって経営を続けてきたのかもわかってきます。
社長夫人の皆さんが、決算書が読めるようになる、数字がわかるようになるということは、社長をより深く理解することにつながるのです。
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