皆さん、おはようございます。

矢野千寿です。

社長と社員の間に線が引いてあるとして、社長夫人は、どの位置にいればよいと思いますか?

社長夫人の皆さんにそう聞くと、ほとんどの社長夫人が、社長と社員のちょうど真ん中の位置を指して、「ここです」と言います。

「真ん中がいい」と考えています。

これは間違いです。

社長と社員の真ん中は、幹部社員がいるべき位置です。

社長夫人のいる位置ではありません。

社長夫人は、社長と同じ経営陣です。

社長より一歩下がっているとしても、社員から見れば、経営という立場では社長と同格です。

だから、社長夫人は、社長と社員の真ん中ではなくて、社長寄りの位置、できれば限りなく社長に近い位置にいなくてはいけないのです。

その位置なら、社長と同じ目線、経営者としての目線で社員や会社を見ることができます。

社長の代弁ができるのも、この位置にいてこその話です。

「私は社長と社員の真ん中」と意識すると、社長夫人はとかく社員の側に立って、社長に対する防波堤になりがちです。

社長が社員に厳しいことがあるのは当然なのに、社長がきついことを言うと、社長夫人が社長に対抗して社員を守ってしまう。

「社員がかわいそうだから」「社員も一生懸命やっているから」などというのは、言い訳になりません。

これでは、会社をぬるま湯にするようなものです。

社長がいくら言っても、社員は社長夫人に守られてぬくぬくしている。

これでは会社は成り立ちませんし、社員をスポイルしていることにもなります。

中には、社員寄りに立っている社長夫人もいます。

社長がガンと怒ると、社長夫人が社員と一緒になって社長に腹を立て、「うちの社長はすごく細かい」「うちの社長はわかんなくてねえ」などと社員に話をしています。

とんでもない間違いです。

社長のビジネスパートナーたる社長夫人なら、

こんなふうに社員に調子を合わせて社員の味方になるのではなく、

「社長が爆発したのは、あなたたちがこういうことができていないからなのよ」と社長の怒りを社員に通訳して伝えるべきでしょう。

社長夫人の立ち位置が正しいか正しくないかは、とても重要です。

そこに気づき、常に意識していて欲しいと思います。