「日本企業の会議は時間ばかりかかって内容がない!」とよく言われます。
「たしかに」と納得する人が多いでしょう。
社員は、誰も会議をあまりしたがりません。
「取引先に用事がある」とか「忙しい」という理由で参加しない人もいたりします。
参加しても発言をしない、決定事項を記録しない、それを実行もしないとナイナイづくしのような低調さです。
会社によっては、社長自身が会議を嫌っていたりします。
社員の参加意欲が低いのは、社員よりも会議そのものに問題があります。
魅力のない会議だから、参加したくないのです。
マンネリ化して、ダラダラ時間ばかりかかって中身がない会議は誰でもしたくないものです。
社長から一方的に指示を出すだけの言いっぱなしで終わる会議
愚痴を聞かされているような会議
具体策もなく「頑張れ」という叱咤激励だけの会議
だんまりの時間が空しく過ぎていく会議
こんな会議、皆さんにも覚えがあるでしょう。
なぜ、こうなるのでしょうか?
ズバリ言えば、会議のリーダー、つまり社長の問題です。
伝えるべき方針や具体策を持たないまま会議を開くので、話が進展しないし、内容が煮詰まらない。
結論が出ないまま時間切れになってしまうのです。
自分に話すことがないので、「どう思うか意見を出せ」「考えておくように」といった社員依存型になったりもします。
長年同じことを続けてきた社長に改善を望むのは難しいそうですから、
社長夫人が率先して会議の改善、活性化に取り組んでください。
会議の重要性を確認して、内容のある会議を習慣づけるために仕組みづくりしてください。
新しい仕組みを作り定着させるのは大変な仕事ですが、会議の改善は将来、間違いなく、好結果をもたらします。
それを信じて倦まず弛まず、社員に働きかけ、会議でリーダーシップをとる作業を続けましょう。
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