こんにちは、矢野千寿です。
4月の「知新塾(社長夫人革新講座卒業生の継続道場)」の1日目の午後に講師を招いて、「事業承継のカギは“社長夫人”にあり!」というテーマでお話ししていただきます。
【セミナー内容】
① 中小企業を取り巻く環境
② 事業承継の選択肢
③ 従業員は会社を継げるか?
③ 清算とM&Aの違い
④ M&Aのスキームと事例
⑤ 自社の企業価値を知ろう
⑥ 事業承継を見据えた企業磨き
⑦ 事業承継における社長夫人の役割
大廃業時代と叫ばれるようになりましたが、私たちも現場で、色々な場面を見てきました。
子供さんがいないためにM&Aを決断された社長夫妻。
借り入れが多いために廃業もできずに無理やり延命した結果、傷を深めたうえ体調不良のために最終的に破産を決意した社長夫妻。
突然、社長(夫)が亡くなったために葬儀の場で「私が事業承継をします」と宣言し、見事に事業を発展させた社長夫人。
長年、社長夫人の皆さんに接しているとこのような場面に必ず出会います。
しかし、どの場面でも社長夫人が腹を決めると自ずと社長も腹が決まるのです。
女性は、いざとなったら強いものですね。
さて、現場でよくみられるので・・・ご質問です。
社長夫人の皆さんの担当が経理・財務である場合の後継者はいますか?
事業承継は、先代社長が後継社長に継承することを一般的にはさしますが・・・
意外に経理・財務を担当している社長夫人の後継は決まっていないケースがよくあります。
そのために、先代社長は引退しても社長夫人は以前の肩書のままで、後継社長を支えているのです。
これでは、本当の意味の事業承継とは言えません。
解決策としては、システム化・標準化・後継者夫人育成などがあげられるでしょう。
事業承継は、5~10年を計画的に進めるように言われていますが、ぜひ社長夫人の後継の在り方も真剣に考えてください。