皆さん、おはようございます。
【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。
社長夫人に「社員からなんと呼ばれていますか?」と聞くと、
「『奥さん』と呼ばれています!」と答える人がけっこういます。
これはまずいことです。
どんな肩書きがあっても、いつも「社長の妻」意識を呼び起こされているようでよくありません。
社員に肩書きで呼ばれないことに不満を持っている社長夫人も多いようです。
私にそう訴えてきたりします。
そのような社長夫人に私は逆に聞きます。
「呼んで欲しい肩書きに相応しい仕事をしていますか?」
専務らしい仕事をしていないのに「専務と呼べ!」というのはおかしくないですか?
まず、自分の仕事ぶりを反省してもらいたいと思います。
肩書きに相応しい仕事をきちんとしていれば、自然に肩書きで呼ばれるようになるものです。
肩書きで呼ばれるかどうかは、自分の仕事ぶりをチェックする基準にもなります。
これまでの習慣で肩書きで呼んでもらえない場合は、
自分のほうから「肩書きで呼んで欲しい!」と申し出てはどうでしょう。
これは、「私は肩書きに相応しい仕事をします!」と社員に宣言することにもなります。
社長夫人の呼び方や対し方については、社長も注意してください。
社員の模範となるべき社長が、社長夫人を肩書きで呼ばずに、「おい」「母さん」などと呼ぶようでは困ります。
社長が「自分の妻」意識を持っていること、そのように扱っていることをアピールしているようなものです。
社長夫人をビジネスパートナーと思うなら、肩書きで呼ぶべきです。
ネットでも学べる特別講座