数字を立体的に読むことが理解を深めるコツについてです

 

来年は、10%伸くらい伸ばして1600万円か1700万円ぐらいの利益が出るようにしたいと思ったら・・・

 

では、その金額の利益を出すには、どのぐらいの売上げを上げればいいのか?

 

もし売上が限界なら、どこかで経費を節約すれば何とかなるかも知れない。

 

ムダ遣いをしているものはないだろうか?

 

こんなふうにストーリーで考えていくうちに、経営上の課題も明らかになってきます。

 

数字の背景を考えるには、「なぜか?」という疑問を持つことです。

 

例えば、3年間の売上の推移を見ると、右肩上がりの場合もあるし、右肩下がりの場合もある。

 

上がり下がりの激しい場合もあります。

 

どの場合でも、「そうなんだな」ですまさず、「なぜ、こうなったのか?」と考えるのです。

 

このところ売上が右肩上がりで10%ずつ伸びているとすれば、その背景、要因を考える。

 

「新規のお客様が増えたせいではないか?」

 

「新製品を出したせいではないか?」

 

など、いろいろな背景が思い浮かぶでしょう。

 

これだというものが推測できたら・・・

 

顧客別の売上分析をしてみるとか、製品ごとの売上を調べるとかして、数字で裏付けをとっていきます。

 

売上が落ちている場合も同じことです。

 

業績が伸びたら伸びた要因、落ちたら落ちた要因が必ずあります。

 

それを見つけるのです。

 

伸びた要因がわかれば、さらに業績アップへの道筋が見えてきます。

 

落ちた要因がわかれば、業績ダウンを食い止め、業績アップにつなげる方法がわかってきます。

 

数字をストーリーで読むと、のっぺらぼうで平面的に見える数字が立体的に見えてきて、明確なイメージをつかめるようになります。

ネットでも学べる特別講座

これからの社長夫人は財務分析のプロになれ!