数字に強くなる、数字を介して経営が見えてくるということは、
経理や経営に関する専門用語に強くなることでもあります。
専門用語を知る必要性と重要性が特に高いのは社長夫人です。
計数管理には経理の専門用語が不可欠です。
「前年対比」「前年同月対比」「3ヶ年の衰勢」という程度の言葉もわかっていない社長夫人が結構います。
普段「粗利」「純利」などとという言葉を使っていても、その違いを聞かれると答えることができません。
それぞれの意味や計算方法を正確に知らないのです。
決算書には、勘定科目と呼ばれる項目名がずらりと並んでいます。
損益計算書には、「売上総利益」「営業利益」「経常利益」などの利益が並んでいます。
これらの違いがわかりますか?
「売上高」「仕入高」「売上原価」などわかりやすい用語も含め、
勘定科目など決算書に出てくる用語の意味や計算方法は、しっかりと身につけましょう。
経営分析をするには、さまざまな指標を使います。
決算書などの数字を計算して比率として表すのが経営指標で、
総資本経常利益率、労働分配率、自己資本比率などといったものです。
これらの指標は、
どのような意味なのか?
どう計算するのか?
経営上の何を知ることができるのか?
より深く経営を分析、理解するには、これらの知識も必要です。
数字に関する専門用語を覚え、理解して駆使できるようになると、話に説得力がつきます。
交渉する力もつきます。
専門用語を導き手として、経営についての理解を深めることができます。
会計士や税理士の話には専門用語がたくさん出てきます。
質問や議論をしようにも、用語を知らなかったり、意味がわかなかったりすればどうにもなりません。
銀行や税務署と渡り合うためにも、専門用語が必要です。
社長夫人が専門用語を知り、意味を理解する力をつけることは、社長にとってとても頼もしいことです。
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