皆さん、おはようございます。
【これからの社長夫人は会社経営のプロになれ!】の著者で社長夫人戦力化コンサルタントの矢野千寿です。
A社の22期の経営安全率はどうでしょうか?
(千円)
売上高 234,045
費用分解
・変動費 86,427
・固定費 136,895
限界利益=234,045-86,427=147,618
限界利益率=147,618÷234,045≒63.1%
損益分岐点売上高=136,895÷63.1%=216,949
経営安全率=(売上高-損益分岐点売上高)÷売上高=(234,045-216,949)÷234,045≒7.3%
0%以下 赤字企業
5%未満 危険(注意が必要)
6%~15% 普通(最低限の目安)
16%~30% 優良(目標としたいライン)
31%~49% かなり優良(検討できる企業)
50%以上 極めて優良(理想的な企業)
固定費が1億3689万5000円。
変動費が8642万7000円となりました。
売上高は2億3404万5000円ですから、限界利益は1億4761万8000円になります。
これを売上高の2億3404万5000円で割り、100をかけて得られる限界利益率は、約63.1%。
非常に高い数字であり、A社が付加価値の高い仕事をしていることがわかります。
次に、固定費の1億3689万5000円を限界利益率の63.1%で割ると、損益分岐点売上高は2億1694万9000円。