皆さん、おはようございます。
矢野千寿です。
ある会社の社長夫人は、いつも何かイライラしていています。
頭のてっぺんから出るような声で話します。
いろいろ話を聞いてみると・・・
「社長が、私の話をまったく受け付けない。聞く耳を持ってくれない」と言います。
それで、いつもカリカリしているのです。
社長に何か言うときも、きつい口調でキリキリとした物言いになる。
あとで反省するのですが、社長の前だとついつい感情的になってしまうと言います。
会社での気まずさがプライベートにも影響して、夫婦仲も次第に悪化していく気配でした。
この社長夫人は、よく勉強する人です。
わだかまりがあって、学んだことをなかなか実際の言動に落とし込むことができていないのですが、努力は人並み以上にしています。
意欲もある。
そこのところを社長が認めてあげれば、社長夫人はこれほど悩まなくてすみます。
夫婦仲も変わります。
たとえ実力がついていなくても、努力や意欲だけでも認めて、社長夫人を受け入れてください。
社長夫人の言うことに、真摯に耳を傾けてください。
そうすれば、社長夫人は一皮むけます。
頼りになるパートナーに成長します。
会社がうまく行かなくなったとき
社員との間がギクシャクしたとき
あるいは精神的に落ち込んだとき
社長にとって「一番の味方は社長夫人」であることがよくわかります。
悪い状況になってはじめて、社長夫人の存在に目が行くというのは少々嘆かわしい気もしますが、それでも社長夫人のありがたさに気づかないよりはましです。
一番に身近にいる人が、一番の味方です。
灯台もと暗し。
もっとも戦力なる存在はすぐそばにいます。
社長夫人は、何もしなくても、精神的な支えになります。
社長は、それを信じるべきです。