皆さん、おはようございます。

矢野千寿です。

 

社長の話ややり方で、納得できないこと、理解できないことがあったら、率直に聞いてみるといいと思います。

自分の頭で相手の考えをあれこれ推測するのがむずかしい場合も、こちらから聞いて答えてもらうのが早道です。

質問の仕方には、いくつかのテクニックがあります。

・具体的な例を聞く

「たとえば、それはどういうことですか」

「実際に、どのような例がありますか」

・意味を聞く

「どういう意味で、そういうことを言われたんですか」

「それは、どういう意味なのでしょうか」

・理由を聞く

「どうして、あのとき、あんなに激怒されたんですか」

「こういうことをされるのは、なぜでしょうか」

・自分なりの解釈をぶつける

「こういうふうに解釈していいんですか」

「それは、つまり、こういうことですか」

質問の前に、

「自分で少し考えてみたけど、わからないので」

「専門知識がないので」

「経験が浅いので」

「よく聞き取れなかったので」

などという前置きをすると、社長が質問を受け入れ、答えやすくなります。

質問と応答という言葉のキャッチボールを繰り替えすごとに、コミュニケーションがだんだん密になり濃くなってきて、お互いに相手に対する理解が深まります。

表面に出ている内容や感情から裏にあるものがわかるようになります。

このキャッチボールが成立するには、社長と社長夫人が良好な関係を結んでいることが条件です。

この条件がないと、質問は詰問や尋問になって相手を追い詰めるように働き、返ってくるのは「こんなこともわからないのか」「自分で考えろ」といったきつい言葉になります。

この点の見極めが必要です。